全国47都道府県の最低賃金のランキングです。
2021年10月に最低賃金が更新され、800円以下の都道府県がなくなり、東京都や神奈川県は2019年から1000円を超えています。そして、上の方の順位では同額が少ないですが、下の方になると同率○位というのも少なくありません。
また、データに関しては、厚生労働省の「地域別最低賃金の全国一覧」を使用。発効年月日は地域によって多少差がありますが、2021年の10月8日までには全国で発効されます。
それでは、都道府県別の最低賃金ランキングを見ていきましょう。
都道府県別の最低賃金ランキング
[順位 | 都道府県 | 最低賃金(円) |
---|---|---|
01位 | 東京都 | 1041 |
02位 | 神奈川県 | 1040 |
03位 | 大阪府 | 992 |
04位 | 埼玉県 | 956 |
05位 | 愛知県 | 955 |
06位 | 千葉県 | 953 |
07位 | 京都府 | 937 |
08位 | 兵庫県 | 928 |
09位 | 静岡県 | 913 |
10位 | 三重県 | 902 |
11位 | 広島県 | 899 |
12位 | 滋賀県 | 896 |
13位 | 北海道 | 889 |
14位 | 栃木県 | 882 |
15位 | 岐阜県 | 880 |
16位 | 茨城県 | 879 |
17位 | 富山県 | 877 |
17位 | 長野県 | 877 |
19位 | 福岡県 | 870 |
20位 | 山梨県 | 866 |
20位 | 奈良県 | 866 |
22位 | 群馬県 | 865 |
23位 | 岡山県 | 862 |
24位 | 石川県 | 861 |
25位 | 新潟県 | 859 |
25位 | 和歌山県 | 859 |
27位 | 福井県 | 858 |
28位 | 山口県 | 857 |
29位 | 宮城県 | 853 |
30位 | 香川県 | 848 |
31位 | 福島県 | 828 |
32位 | 島根県 | 824 |
32位 | 徳島県 | 824 |
34位 | 青森県 | 822 |
34位 | 秋田県 | 822 |
34位 | 山形県 | 822 |
34位 | 大分県 | 822 |
38位 | 岩手県 | 821 |
38位 | 鳥取県 | 821 |
38位 | 愛媛県 | 821 |
38位 | 佐賀県 | 821 |
38位 | 長崎県 | 821 |
38位 | 熊本県 | 821 |
38位 | 宮崎県 | 821 |
38位 | 鹿児島県 | 821 |
46位 | 高知県 | 820 |
46位 | 沖縄県 | 820 |
マップグラフで見る都道府県別の最低賃金
最低賃金で見ると東北地方や四国地方、九州地方が低めです。
中国地方の鳥取県と島根県は人口がワースト1位、2位なので仕方ない部分もあると思いますが、人口ランキングでは中盤くらいの鹿児島県や沖縄県が最低賃金では最下位。
ちなみに、2021年の最低賃金だと1位の東京都と46位の高知県・沖縄県では221円の差があります。
備考
最低賃金が上がることは労働者からすると嬉しいことですが、経営者側からすると人件費が収益を圧迫。
1人雇う人を減らすことで対応する経営者も少なくなく、その場合は今の従業員の負担が増えることになります。増えた労働量が賃金にあっていればいいですが、労働者・経営者ともに不満が増えるケースも少なくなく、最低賃金を増やすことでは根本的な解決にはならなそうです。