都道府県別の桃の生産量ランキング

全国47都道府県の桃の生産量ランキングです。

桃は暑さにも寒さにも強いですが、栽培に手間のかかる果物。収穫まで3年、本格的な収穫を考えると6，7年かかることや病虫害をしっかりと防ぐ必要があることなどから栽培難易度は高く、家庭菜園で作るのは不向きです。

流通している桃の主流は白鳳種や白桃種ですが、黄桃種やネクタリン、孫悟空が食べたと言われる蟠桃など50品種以上の桃が作られています。

また、桃の生産量のデータは農林水産省の「作物統計」を使用。令和2年（西暦2020年）の桃の収穫量のデータを利用しています。

それでは、都道府県別の桃の生産量ランキングを見ていきましょう。

都道府県別の桃の生産量ランキング

マップグラフで見る桃の生産量

桃は沖縄県を除く全国で栽培されており、特に栽培が盛んなのが中部地方。生産量1位の山梨県はシェア30.7％、2位の福島県はシェア23％、3位の長野県はシェア10.4％です。

ちなみに、山梨県の自治体収穫数1位の笛吹市などを含む笛吹川対岸の扇状地は国内随一の桃栽培密集地とされ、桃源郷と呼ばれています。

また、福島県が栽培に注力している「あかつき」は肉厚で果汁が多く、白鳳を超える糖度。タイやマレーシアなど東南アジアにも輸出されています。2021年の東京オリンピックでも絶賛された桃です。