都道府県別のいちごの生産量ランキング

全国47都道府県のいちごの生産量ランキングです。

いちごは寒さに強くて-5℃くらいまでなら寒さ対策をしなくてもいいですが、暑さには弱めで30℃を超えると実をつけなくなったり枯れてしまったりしてしまう果物的野菜。木の実の部分を食べる植物を果物と呼びますが、いちごは草の実を食べるので分類上は野菜になっています。でも、果物として扱われることも少なくなく、農林水産省の資料では果物的野菜に分類されています。

ちなみに、普段食べている部分は花托(花床)で、茎の先端が膨らんだ偽果。種だと思っている部分が果実で、その中に本当の種が入っています。

また、いちごの生産量のデータは農林水産省の「作物統計」を使用。令和2年(西暦2020年)のいちごの収穫量のデータを利用しています。

それでは、都道府県別のいちごの生産量ランキングを見ていきましょう。

都道府県別のいちごの生産量ランキング

順位都道府県収穫量(t)
01位栃木県22700
02位福岡県16400
03位熊本県12200
04位長崎県10500
05位静岡県10400
05位愛知県10400
07位茨城県8790
08位佐賀県7560
09位千葉県6320
10位宮城県4640
11位香川県3150
12位埼玉県3080
13位岐阜県2770
14位群馬県2550
15位宮崎県2500
16位愛媛県2470
17位奈良県2290
17位山口県2290
19位福島県2260
20位北海道1880
21位三重県1800
22位兵庫県1670
23位新潟県1300
24位青森県1250
25位岩手県
25位秋田県
25位山形県
25位東京都
25位神奈川県
25位富山県
25位石川県
25位福井県
25位山梨県
25位長野県
25位滋賀県
25位京都府
25位大阪府
25位和歌山県
25位鳥取県
25位島根県
25位岡山県
25位広島県
25位徳島県
25位高知県
25位大分県
25位鹿児島県
25位沖縄県

出典:農林水産省「作物統計」

「…」は事実不詳もしくは調査を欠くもの
※ランキングを出す際はゼロとして計算しています

マップグラフで見るいちごの生産量

いちごの生産量のマップグラフ

暑さだけでなく乾燥や過湿に弱いいちごは日本の気候が栽培に向いているとは言えず、ビニール栽培や植物工場での栽培が主流です。そのため、北日本だけでなく、東海地方や九州地方でも栽培が盛ん。

1位の栃木県は全体の16.1%、2位の福岡県は11.6%、3位の熊本県は8.6%のいちごを収穫しています。栃木県で栽培されている品種は「とちおとめ」や「スカイベリー」、「とちあいか」などで、福岡県は「あまおう」、熊本県は「ゆうべに」や「ひのしずく」、「恋みのり」です。

いちごのイメージ戦略でいうと福岡県がリードしている感じがあり、いちごと聞くと「あまおう」を思い浮かべる人も少なくないでしょう。お菓子やスイーツメーカーもあまおう使用と明記することが多く、いちごのブランドとして確固たる地位を築きつつあります。

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